英語を勉強している日本人の92%が話せるようになれない理由と解決策

英語が話せる日本人の割合は全体の5%ぐらいだと推測しています。

あなたの周りをみてみても、英語が話せる人は10人に1人もいないと思います。20人に1人いるかいないかという感じではないでしょうか?

TOEIC受験者のうち900点以上の割合が3.6%というデータがあるため、この英語が話せる日本人の割合が5%というのはあながち遠くはない数字だと思います。
公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧

 

一方で、日本人の65%が英語に興味がある、勉強したいと考えているというデータがASMARK社より公開されています。
外国語学習に関するアンケート調査

これらの割合を集計すると、英語に興味があって勉強を始めても、そのうちの8%しか英語が話せるようにはなれず、実に92%の日本人は英語の勉強を始めたけれど結局話せないまま挫折してしまっているということになるのです。

なぜ92%の日本人英語学習者は英語を話せるようになれないのか?

人間というのは基本的には怠惰なものだ。必要が無ければ努力はしたくない。

ー野村克也ー

もうこの一言につきます。

英語の勉強を始める日本人の92%が話せないまま挫折してしまう理由は、日本では英語が必要ないため努力が続かないからです。

日本は日本語だけで豊かな生活ができる

日本に住んでいて英語を話す機会ってありますか?

普通の人は恐らくほとんど無いと答えるでしょう。

そのほとんどをしっかり考えてみても、恐らく今まで日本国内で学校の授業以外で英語を話した機会なんて両手で数えられるぐらいではないでしょうか?

英語が必要な環境が無い

仕事は日本国内とのやりとりで完結しますし、主要な情報は日本語に訳されて入って来る。

全く英語を使わなくても何不自由なく生活できる国がこの日本と言う国です。

つまり、日本で生活する以上、英語が必要という環境がもたらされることは無く、その環境は自分で作り出す必要があるのです。

解決策1:海外留学する

海外留学

もう一度あの名言をみてみましょう。

人間というのは基本的には怠惰なものだ。必要が無ければ努力はしたくない。

ー野村克也ー

必要が無ければ努力したくない。つまり、この言葉の裏には必要があれば努力ができるということが表されています。

生活にも仕事(勉強)にも英語が必要な環境を作ることで英語を習得しようと努力できるようになる。

その環境を作るための一番の方法が海外留学です。

海外留学者の84%が英語力が上がったと実感している

「夏休みを利用して留学した大学生への調査」結果発表
全体の84%が留学で語学力が伸びたと回答
留学ジャーナル

留学に行った人の中で、実に8割以上の人が語学力が伸びたと実感しているというデータがあります。

やはり海外で生活することで、生きるために英語が必要な環境ができあがり、英語を習得しようと努力できるようになるのです。

私も英語圏以外の留学経験があるから分かるのですが、留学ほど語学を習得するための近道はありません。

今時の海外留学はハードルが低い

とはいえ、海外留学なんてハードルも高いしお金もかかると思っていませんか?

それは一昔前のイメージです。今では海外留学は安く簡単に行くことができるようになっています。

その立役者となったのがフィリピン留学の台頭です。

英語が公用語として使われているフィリピン。その上物価が安いということで韓国を中心に留学先としての投資が進み、今や英語留学先の筆頭として上げられるようになっています。

期間も1週間からコースの設定がありますし、その場合値段も航空券や滞在費込みで15万円ぐらいから選ぶことができます。

15万円といったらヨーロッパのツアー旅行より安いぐらいの値段ですから、その値段で同じ海外に滞在しながら一生物の英語というスキルを習得できると考えれば安いと思いませんか?

私はめちゃくちゃ安いと思います。

フィリピン英語が不安なら一度試してみて

フィリピン人の英語力は驚くほど高いです。

それもそのはず、フィリピンの学校の授業は国語以外の科目は数学も社会も全て英語で行われており、英語の基礎力が違います。

小さな商店の親父さんでも英語を話すことができ、特に英語を学校で教えているような人はアメリカ系ネイティブと遜色ない英語を話します。

それでもどうしてもフィリピン英語が信用できないという方は、留学を検討する前に一度オンライン英会話を試してみることをおすすめします。

語学学校に近いフィリピン人講師を揃えているのがレアジョブというオンライン英会話です。下記リンクより是非無料で試してみてください。

無料でレアジョブを体験してみる

きっとフィリピン人講師の英語力の高さに驚くことかと思います。

社会人になっても留学はできる

留学って若いからできるものでしょ?私はもう30過ぎてますよ。

これも一昔前の考え方です。フィリピン留学ができてから、社会人が仕事を辞めずに短期留学を行えるようになりました。

3連休に有給をくっつけて1週間のクラスをとったり、お盆休みや正月休みに合わせたカリキュラムもあったりします。

フィリピン留学についてもっと詳しく知りたいかたはMeRISE留学というサイトで無料相談ができますので、少しでも気になったかたは是非利用してみてください。

このサイトを見るだけでも留学のイメージが湧いてきますよ。

解決策2:明確な目的を持ち、継続する仕組みをつくる

とはいえ、どうしても留学はできないという人もいるかと思います。

留学をせずに日本にいながら英語が話せるようになるにはどうしたらいいか?それは英語の勉強をとにかく続けることです。

そのためのヒントが前述した名言に隠されています。実はあの言葉には続きがあるのです。

人間というのは基本的には怠惰なものだ。必要が無ければ努力はしたくない。

「こうなりたい」「これがしたい」という明確な目標や夢があるからこそ、頑張ることができる。

ー野村克也ー

そう、英語の勉強を続けるためには、明確な夢(目的)と目標を持つことが必要なのです。

英語を学ぶ目的を明確にする

あなたが英語を学ぶ目的は何ですか?

たとえばあなたが会社で英語を使う必要があり、そのために英語の勉強を行いたいとします。

その時に、英語を勉強する目的が「会社で英語を使うから」だとちょっと弱いんです。

ここをもっと具体的にして「2020年度の売上を10%上げるために海外取引先とのコミュニケーションを密に行うため」といったように「何のために」と「いつまでに」を明確にした目的を立てることが必要です。

もしくは、もっと大きな夢を設定してもいいでしょう。

ちなみに、私の英語を勉強する目的(夢)は「人口減少で内需が減り、将来誰かが英語を使って外貨を稼いでこなければならなくなった日本で自分がその外貨を稼いでくる誰かになるため」です。

こういった大目的を持つと軸がぶれずに努力を継続しやすくなります。

英語レベルの目標を設定する

次に、自分の求める英語レベルの目標を設定します。

例えば先述した「2020年度の売上を10%上げるために海外取引先とのコミュニケーションを密に行うため」が英語を勉強する目的だと仮定します。

そうすると、「海外取引先とのやりとりはメールが主だからまずは英文メールの基礎を勉強して、2020年内にGoogle翻訳無しでやりとりできるようになろう。」といったような「何をどのくらい」勉強する必要があるかという目標が見えてくるようになります。

このように、目的を立てて、その目的を達成するための目標を立てることが努力を継続するための第二のポイントです。

継続するための仕組みを作る

目的と目標を立てたらそれで終わりではありません。

最後にこれらを達成するための仕組みを作る。これがめちゃくちゃ大切です。

私のおすすめは手帳を使って管理する方法。

これは手帳にいつ何を勉強するかを書き込んでスケジュール化するということ。

それともう一つが自分の立てた目的と目標、勉強計画を手帳に書いて毎日見直すことでモチベーションを保つということです。

私は毎週何をどれだけ勉強するという目標を立て、それを一日のスケジュールに組み込んでいます。

この時のコツが極力毎日同じ時間に同じ勉強を行うということ。

そうすることで、その時間にその勉強を行うことがデフォルトとなり、習慣として身につくようになります。

朝起きたら歯を磨いてコーヒーを淹れてというように、7:30になったらオンライン英会話を行って、その後文法書を読んでということを習慣にしてしまえると強いです。

まとめ

人間というのは基本的には怠惰なものだ。必要が無ければ努力はしたくない。

「こうなりたい」「これがしたい」という明確な目標や夢があるからこそ、頑張ることができる。

ー野村克也ー

日本で生活するうえで、ほとんどの人にとって英語は必要のないものです。

そのため、英語の勉強を行う努力が続かない。その結果、実に92%もの英語学習者が結局英語を話せないまま挫折してしまうのです。

その解決方法は英語が必要な環境に身をおくこと、そして明確な目的と目標を持つこと。

今回の記事ではこれらのことについて説明してきました。

確かに今の日本では英語は不要かもしれません。しかし、近い将来日本に住んでいても英語が必要となる時代が必ず来ると思っています。

つまり、今英語を勉強しているあなたは大正解です。努力のしづらい環境ですが、めげずにコツコツと頑張っていきましょう。

当ブログがそんなあなたの役に立てることを願っています。最後まで読んで頂きありがとうございました。

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