TOEICスコアの英語力を「仕事上のメール・会話レベル」で点数別に解説します

仕事上での英語力を測るために使われるTOEICの点数。

とはいえTOEIC何点の人が仕事上でどれだけ英語が使えるのかって結構曖昧ですよね?

今回はこのTOEICの点数を実際の仕事に落とし込んだ時にどのぐらいのレベルになるのかを、私の経験と周りの人の傾向を参考にスコア別にまとめてみました。

目標TOEICスコアを決める参考として是非続けて読んでみてください。

TOEIC400点:英文メールを理解できない。仕事で英語を使うのは難しい。

TOEIC400点の人は英文メールを理解することができず、正直仕事で英語を使うのは難しいレベルです。

ちなみにこれは私が日本で働いていた頃の私の部下にあたります。

彼は海外の取引先から来る英文メールを理解できていない。もしくはなんとなく分かっても自信が無く毎回Google翻訳に頼っていました。

もちろんGoogle翻訳は便利なツールで、私も使っていますが、全てをGoogle翻訳にゆだねてしまうのは非常に危険です。

会話はもちろんできません。対面でもなかなか言葉が出てこなく、相手の言っていることもほとんど聞き取れません。

TOEIC400点レベルの人は英語で仕事を使うことはまだ難しいと考えた方がいいでしょう。

TOEIC500点:メールの内容はなんとか理解できる。会話は対面カタコトなら対応可。

TOEIC500点の人は英文メールはなんとか理解することができて、会話は対面カタコトなら対応可能なレベルです。

ちなみにこれは私が日本で働いていた頃の先輩にあたります。

先輩は海外の取引先からの英文メールに対して、内容は何とか理解できており、難しいところだけをGoogle翻訳で確認するという感じでした。

会話に関しても対面でカタコトでならなんとか対応できるレベルでした。ただし、これは先輩の発音や言い回しのクセを相手が分かっており、先輩も相手の音や言い回しのクセを分かっていたからできていたような気もします。

このように、普段は日本語がメインで、たまに英語でやりとりする仕入先があるというレベルの仕事に関しては、TOEIC500点あればなんとか対応できるかと思います。

TOEIC600点:メールの内容は大体理解できる。簡単なフレーズなら会話もできるように。

TOEIC600点の人は英文メールの内容は大体理解ができて、簡単なフレーズを使った会話も行うことができるレベルです。

これは海外で働き始めた頃の私です。

メールの内容は大体理解することができ、返答も簡単な単語を並べて一人で返信することができます。

会話に関しても3単語を並べたぐらいの簡単なフレーズを使った会話ができるようになります。

込み入った話や会議でのやりとり、電話での会話はまだ難しいですが、基本的な仕事は英語を使ってこなすことができます。

そのため、英語を使う部署にアサインするとしたらTOEIC600点以上が目安になるのではと思います。

TOEIC700点:こなれた英文メールを扱う事ができる。事務方として重宝されるレベル。

TOEIC700点の人は流ちょうな英文メールを扱うことができるレベルです。会話は人によってできたりできなかったりします。

これは私の取引先の事務方の人にあたります。

英文メールの理解は完璧。送ってくるメールも文法がしっかりした一見外国人のようなメールを打ってきます。

経験が長いということもありますがOICとかBTWといった略語もちらほら使ってきますね。
*OIC=Oh I see、BTW=By the way

恐らく会話はそこまでできないと思うのですが、文章を使ったやりとりならば仕事を行う上で全く問題がないと言えるレベルです。

TOEIC700点レベルの人が海外部署の事務にいたら結構重宝されるかと思います。

TOEIC800点:文章でのやり取りは全く問題なし。会話もこなれてきて、なんとか英語で電話ができるレベル。

TOEIC800点の人は文章でのやりとりは全く問題なく行うことができて、会話に関しては英語でなんとか電話もできるレベルです。

これは海外で働きだして半年ほど経った頃の私。

メールやLINEなど文章でのやりとりは全く問題ありません。大体のメールはGoogle翻訳無しで理解、返信を行うことが可能です。

会話はまだまだ苦手ですが、徐々に長文で英語を話すことができるようになってきます。電話も何とか応対できるレベルです。

会議にも参加でき、議論している内容はわかりますが、発言することはまだ難しい。会議の席には事前に何を言うかしっかり予習をして臨むことが必要です。

そして、世間のイメージしているTOEIC800点と比べると、そんなに英語ができるという実感はありません。

正直海外営業を行うとしたらTOEIC800点を取ってようやくスタートラインに立てると考えた方がいいでしょう。

TOEIC900点:仕事上での英語はメール会話共に問題なし。ただし、日常会話にはついていけないことも。

TOEIC900点の人は仕事上での英語はメール会話共に問題なくこなせます。

これは今の私のレベルです。実際にテストは受けていないのですが、恐らく今ならTOEIC900点ぐらいは取れるだろうと。

仕事上での英語はメール、会話共に問題なく使うことができます。

会議でも議論の流れをつかみながら発言できるようになりますし、電話でもスムーズにやりとりできるようになります。

会話に関しては日頃の慣れが必要なため、TOEIC900点を持っていても苦手な人もいるかもしれませんが、単語量や文法の基礎がしっかりしているため、オンライン英会話等で練習を行えばすぐに話すことができるようになると思います。

ただし、ネイティブ同士が日常会話を行っている時は話についていけないことも。

実は日常会話ってビジネス英語よりも断然難しいんですよね。ネイティブ独特の言い回しとか出てきますし、会話スピードもめちゃくちゃ速かったりしますし。

まとめ

今回はTOEICを何点取れば仕事上でどれだけ英語を使えるようになるのかをスコア別に書いてきました。

今回書いた内容は私の経験に基づいたものとなっていますので、大体の目安としては当てはまっているのではと思っています。

簡単にまとめると、TOEIC600点でようやく英語を使って仕事ができるようになり、TOEIC800点を取って初めて海外営業としてのスタートラインに立てるようになります。

なかなか厳しい世界ですが、TOEICは勉強すればするだけ点数が上がるテストですし、勉強した内容がそのまま仕事に活きるため勉強のモチベーションもキープしやすいテストの1つ。

是非今回の記事を参考に自分の目標スコアを設定し、TOEICの勉強に励んでくださいね!私も来年久々に受けてみようと思っているため、一緒に頑張りましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA