タイトルでは言い切ってしまっていますが、どちらかというと無意識に物事を多面的に見ることができるようになる”といいな”という希望的な意味合いが強いかもしれません。
でも、私にはそんな希望を持つだけのちゃんとした理由があります。
例えば「ありがとう」と言う時、
日本語はありがとう
中国語は謝謝
英語はThank you
です。
日本語は「有難いことです」と恐縮しており、中国語も謝るを2回繰り返しているぐらいだから、どちらかというと恐縮に近いニュアンスだと思います。
そしてどちらも言葉の焦点は恐縮している自分に当たっていることが分かりますね。
それに対して英語は「あなたに感謝する」と恐縮するではなく相手への感謝を示す言葉になっており、しかも焦点は相手に当たっています。
もう一つ例を出してみましょう。
「どういたしまして」は、
日本語はどういたしまして
中国語は別客気
英語はYou are welcom
です。
日本語のどういたしましては”如何いたしまして?”を語源としており、つまりお礼を言われるようなことは何もありませんよと謙遜を表す言葉。
それに対して中国語は別客気。これは直訳すると客の気分はやめろということで、どちらかというと英語のYou are welcomeに似ています。
You are welcomeはその言葉通りあなたはウエルカム。
つまり、このように同じ感情を表すにしても言語によって対象となる人称や表現の仕方がここまで変わってくるのです。
そのため、複数言語を覚えていれば「ありがとう」の気持ちを表現する時に自然と謝謝とThank youの両方の視点から考えられるようになるのではないか。
というのが私が複数言語を覚えると無意識に物事を多面的に見る事ができるようになる”といいな”と考える理由です。
実は私は日本語のほかに英語と中国語を話すことができます。
もちろんネイティブレベルとまではいかないですが、語源の違いを理解するぐらいは使うことができているつもりです。
だからこそ思います。複数言語を覚えると無意識に物事を多面的に見る事ができるようになる”といいな”と。
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