English Grammar in UseでTOEIC800点を取ったのでおすすめポイントと勉強法を紹介してみる

English Grammar in Use(イングリッシュグラマーインユーズ)という英文法書をご存じですか?

日本ではあまり馴染みのない本ですが、この本は世界中の英語学習者に使われている英文法書で、累計なんと3,000万部を超えるベストセラー参考書。
日本人の間でも海外留学に行った人の中では有名らしく、私も英語を勉強したての頃に留学経験者からこの本を勧められました。

私が実際にEnglish Grammar in Useを使ってみた感想は、この本は英語初心者~中級者にとって最適な英文法書だということ。
特にいいなと思ったのが「とにかく分かりやすい」ということと「文法と同時に英語の多読ができる」という2点です。

この本は全て英語で書かれているため、英語初心者に圧倒的に不足している”英語の多読”を文法の勉強と同時に行うことができます。
しかも簡単な単語と文法が使われているので小説とは違ってスイスイ読み進めることができる。
この英語多読によって英語読解力と英会話力も確実に向上したと感じています。

ちなみに私はTOEIC勉強時にこの本を使っていて、その結果過去にTOEIC815点を取得することができました。
そんな私が感じたEnglish Grammar in Useのおすすめポイントと私が行っていた勉強法を紹介していきたいと思います。

English Grammar in Useって何がすごいの?おすすめポイントは?

English Grammar in Useは世界中の英語学習者に使われている英文法書で、累計3,000万部超えのベストセラーです。

余談ですが、日本では10万部以上売れた本がベストセラーと呼ばれることになっていて、出版不況の昨今では5万部売れればベストセラーと言われることもあります。
それに比べて3,000万部ですからね。それだけ内容に信頼があるということで、実際に語学学校で教科書に使われているケースも多いようです。

English Grammar in Useのおすすめポイント1:とにかく分かりやすい

このEnglish Grammar in Useはとにかく分かりやすい。

私の場合は1ページ目からいきなり「現在進行形ってこういうことだったんだ、、」と目から鱗が落ちました。
これは英文法の本質をしっかり教えているということももちろんありますが、英語で英文法を教えているため細かいニュアンスが伝わりやすいということが大きいと私は感じています。

例えばその現在進行形の説明文を引用すると、

She is in her car. She in on her way to work.
She is driving to work.

This means she is driving now, at the time of speaking.
The action is not finished.

とあるのですが、これを日本語に訳すと

彼女は車の中にいます。彼女は仕事に向かっている途中です。
彼女は車を運転しています。

この意味はこの会話の時点で彼女は車を運転しており、その行為はまだ終わっていないということです。

こうなります。

このように日本語で解説されるとなんかピンとこないですよね?
なんだか回りくどく小難しく説明されているようで全然頭に入ってきません。

一方で英語で説明されると、
「現在進行形は”~している”とだけ覚えていたけど、それはつまり今現時点で~していてまだ終わっていない状態のことを指すんだ」
と、スッと理解することができます。

そしてその後に出てくる他の時制の説明を読み比較することでそれぞれの違いがはっきり分かるようになるのです。

私はこれまでいろいろな英文法書を読んできましたが、こんなに分かりやすくストンと腑に落ちる英文法書はこのEnglish Grammar in Useが初めてでした。

English Grammar in Useのおすすめポイント2:文法と同時に英語の多読ができる

English Grammar in Useの大きな特徴として100%英語で記載されていて日本語が一切出てこないということがあります。

英語初心者は100%英語の媒体に触れることってまず無いと思います。
英語の勉強をするにせよ日本語の解説に頼ってしまい英語を英語で理解しようとする機会がありません。
そこで英語多読が推奨されたりしているのですが、英語初心者が洋書を読んだところで分からない単語、複雑な文法ばかりですぐに挫折してしまいます。

その点このEnglish Grammar in Useは初心者でも分かるぐらい簡単な英単語と英文法を使って構成されているため、英語を英語で理解しようとする始めての教材としてぴったりです。

英文法を学びながら同時に英語多読ができる。これが私が感じる2つ目のメリット。
この英語多読によって英語読解力と会話力も確実に向上したと感じています。

English Grammar in Useの勉強方法

ではここから私が実際に行っていたEnglish Grammar in Useの勉強方法を紹介していきます。

自分に合ったスケジュール組みを行う

English Grammar in Useは全145項目で構成されており、解説1ページ練習問題1ページの各項目2ページ、全290ページで構成されています(目次、付帯事項は除く)。

私が行っていたのは解説のみを勉強して練習問題は飛ばすという勉強法。そのため実際に勉強したのは145ページです。この145ページをどう進めていくかを最初に計画します。

自分の予定に合わせて1日1ページの145日(約5か月)で終わらせるのか、1日3ページの50日(約1.5ヵ月)で終わらせるのか、自分なりの計画を立ててみてください。

私からの意見として、特に目先の試験等の予定が無く時間が取れる方は1日1ページの145日(約5か月)で終わらせることをお勧めします。この1日1ページがEnglish Grammar in Useを無理なく続けられるペースなのではと私は思っています。

というのも、英語初心者にとってこの本は目から鱗の連続となるため読み進めるのに結構時間がかかります。
これは理解が難しいという意味ではなくて、理解を噛みしめるのに時間がかかるといった方が正しく伝わるかもしれません。

私の場合は1ヶ月後にTOEICのテストがあったため1日5ページのペースで1ヶ月で終わらせましたが正直しんどかったです、、、

解説ページを音読、練習問題は飛ばす

English Grammar in Useは項目ごとに解説1ページ練習問題1ページの計2ページで構成されています。しかし私の場合は練習問題は1つもやらずに飛ばしていました。

というのも、この練習問題が”当てはまる文を左から選びなさい”的ないわゆるテスト形式の問題ばかりであまり意味が無いと感じてしまったからです。

その代わり解説ページはただ読むだけではなく声に出して音読。
声に出して読むことで、読むことによる目からのインプットだけでなく声に出す発生のアウトプット、そしてその声を聴く耳からのインプットと、目、口、耳の3感を使ってしっかり理解を噛みしめるようにしていました。

English Grammar in Useは初心者でも分かるぐらい簡単な英単語と英文法を使用して構成されているため、音読することは英会話のための基本的な言い回しを口に覚えさせることができるという文法理解以外のメリットもあります。

練習問題をせずに、その時間を音読に集中させる。これが私のおすすめするEnglish Grammar in Useの勉強法です。

1周したら次のステップへ

計画通りに145項目をやり終えたら2週目に突入!と言いたいところですが、私はEnglish Grammar in Useを一通りやり終えたら次のステップに移ることをおすすめします。

というのもEnglish Grammar in Useは基本的な英文法を簡単な英単語で教えるという、いわゆる入門書。
入門書を繰り返し勉強するよりも、基礎を理解した時点で次の中級レベルに進んだ方が知識がより深まるというのが私の経験上の意見です。

その次のステップとしておすすめなのが一億人の英文法。

この本は”英語を話すための文法書”として人気の高い英文法書なのですが、全660ページと非常に長いことと、所々に難解な項目があるということで挫折者が非常に多いという鬼門の参考書。
実際私も日本にいた頃にこの一億人の英文法を購入したのですが、100ページ程を読んだ時点で積読になってしまっていました。

そんな私でもEnglish Grammar in Useを終えた後に一億人の英文法を読んでみたら今まで難解だった箇所がすんなり理解できるようになっていて、無事全660ページを読み終えることができ今でも繰り返し勉強しています。

このようにEnglish Grammar in Useを終えた後ならこの鬼門の参考書も難なく理解できるようになっています。
一億人の英文法は英語を話す上で非常に勉強になる文法書です。English Grammar in Useで得た基本の知識をより深掘りすることができるおすすめの本ですので是非挑戦してみてください。

まとめ

このEnglish Grammar in Useは初心者でもわかりやすく、同時に英語の多読も行えるという、正に英語の基礎勉強にうってつけの参考書です。

日本ではあまり馴染みのない本ですが、この本は世界中の英語学習者に使われている英文法書で、累計3,000万部を超えるベストセラー参考書。
内容を読んでみると、読み進めるたびに目から鱗の連続で、これだけ売れている理由が分かります。

ちなみに私はTOEIC勉強時にこの本を使っていて、その結果過去にTOEIC815点を取得することができました。また、海外で働きだした頃に使っていた参考書ですので、ビジネス英会話を覚える際にも大いに役に立っていた記憶があります。

英語学習を始めたばかり~中級者の自分に合った英文法書を探しているかたへ。全て英語で記載された初心者でも分かりやすい優良文法書、English Grammar in Useを是非試してみてください!

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