国際語として15億人以上の人が使っていると言われている英語という言語。
その英語が元々はドイツの方言だったと言ったら、きっと驚かれることでしょう。
意外に思われるかもしれませんが、英語の起源は実はドイツにあります。
英語の起源はドイツにあり
450年ごろ、ドイツのアンゲルン地方の民族とザクセン地方の民族がブリテン島に移民するという出来事がありました。
そして、この2つの民族がイギリスという国の土台を作り上げていくことになります。
イギリス人のことを「アングロサクソン系」と呼ぶことがあるのですが、その語源がアングロ=アンゲルン、サクソン=ザクセン。
つまりアングロサクソンとは、ドイツのアンゲルン地方とザクセン地方から来た人たちという意味なのです。
イングリッシュの語源
アングロ人とサクソン人、この2つの民族がイギリス原住民をはねのけながら勢力を高めていきます。
その中でも次第にアングル人の力が強くなり、国の名前に”アングル人の国”という意味の「エングランド」が使われるようになりました。
このエングランドが、後に「イングランド」と発音されるようになります。
同様に「アングリッシュ」が「イングリッシュ」となったのがEnglishの語源です。
地方の方言が国際語へ
ここで面白いのが、アングル人もサクソン人も元々は北ドイツの小さな部族であり、英語の元となった彼らの言葉はドイツの言葉の中の小さな一つの方言にすぎなかったということです。
日本でいうと名古屋の中の三河弁が国際語になったというイメージでしょうか。
そんな北ドイツの方言がその後も色々な文化と混ざり合いながら、長い年月をかけて国際語へと発展していくのです。
その軌跡については今後の記事で順を追って紹介していきますね。
参考文献
今回の記事はこの講談・英語の歴史という本を参考に書いています。
英語の起源から、国際語になった軌跡までをわかりやすく書いた本で、はっきり言ってめちゃくちゃ面白い。
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