中国へ旅行を考えている方、初の中国出張を控えている方、明日から中国留学へ行かれる方、
「中国って英語が通じるの?」
と不安なことでしょう。
お答えしましょう。中国で英語は全く通じません。
数字も分からない運転手に驚愕した初中国
私が初めて中国に行ったのは2000年代初頭の頃。場所は大連でした。
空港から降りてタクシーに乗り、行先の住所を見せて目的地へ出発。その中でどんなやりとりがあったのか今では記憶が乏しいのですが、一つだけ覚えている事実があります。
「この運転手は数字すら英語が通じない。」
今ではもうそんなことは無いのかもしれませんが、それでも英語はいまだに全く通じないと考えてもらった方がいいと思います。日本以上に英語が通じない国。それが中国です。
ビジネス上では英語が通じるでしょ?
初中国出張を控え、ビジネスで英語が通じるのか不安な方、ご安心ください。
中国で日本向けビジネスを行っている会社の担当者はもれなく全員日本語が喋れます。そのため英語無し日本語オンリーで商談を行うことが可能です。
ちなみに日本向けではない海外とビジネスを行っている会社の人はちゃんと英語が喋れます。そしてその人たちは他の中国人とは比較にならないぐらいしっかりとした英語を喋ります。
ホテルでは英語が通じるでしょ?
さすがにホテルでは英語が通じます。ただし、それが外国人が利用するようなホテルだった場合です。
Hotels.comとかで旅費をケチって格安ホテルを取ったりすると、たちまち英語が全く通じなくなります。
そのため部屋に水が無いだのバスタブに水が溜まらないだのといったトラブルがあると一苦労。
一苦労というか解決できずにひたすら耐えるという事態にも陥ります。
ちなみに日本人が良く泊まるようなホテルの場合は日本語が通じるところも多いです。
英語が通じないのに中国旅行できるの?
英語が通じなくても中国旅行はできます。全く問題ありません。
なぜならある程度以上のホテルは英語が通じるし、何より私たち日本人には漢字という超絶な武器があるからです。
欧米人にとっての漢字とは日本人にとってのアラビア文字のようなもの。はっきりいって象形文字にしか見えていないと思います。
一方我々日本人は漢字が理解できる。中国語の漢字と日本語の漢字で意味が違うものがあるとはいえ、基本的には同じです。レストランのメニューだったり、看板だったり、電車の行先だったりがなんとなく理解できます。
そのため、短期の旅行でしたら英語+漢字理解能力で十分カバー可能です。
逆に言うと長期で中国に滞在しようと思ったら中国語が必須になるでしょうね。
中国旅行は日本人だけの特権かもしれない
中国という国は非常に懐の深い国です。
歴史的に我々日本人との付き合いも非常に長く、同じ漢字を使う民族にも関わらずこうも違うかと思うこともありますが、根本的には日本人と非常に近いと感じる部分もあります。
そして日本向けの会社は日本語が通じるし、旅行に関してはちょっとの英語と漢字でカバーできるという、漢字を理解できる日本人だからこそ楽しめる国と言ってもいいのかもしれません。
多分中国の人も日本に来たら同じような感じなんじゃないですかね。
漢字を読んである程度の意味を理解するみたいな。日本も英語通じませんしね。